水出しコーヒーとは、簡単に述べると、水で抽出されたコーヒーです。
高温のお湯で数分間かけて抽出するドリップやプレス等とは違い、
6~8時間ほどの長時間かけて、冷たい水で抽出することが特徴です。
いろんなお店で目にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、
Cold Brew(コールドブリュー)とも言われます。
同じコーヒーを、お湯に比べて浸透性の低い水で
長時間かけて抽出することのどこにメリットがあるのでしょうか。
また、そもそもなぜこのようなコーヒーが登場し、
流行したのでしょうか、今回はその辺のことを述べていきます。
目次
水出しコーヒー流行の背景
水出しコーヒーは、ここ数年で急激に認知度が上がったと言えます。
もともとはアメリカで誕生、流行し、
日本でも瞬く間に多くの店舗が取り扱うようになりました。
こんなにも早く流行した背景として、
他の器具で抽出されたアイスコーヒーとは
味の特徴が異なることが大きな要因です。

上記の図は、コーヒー抽出時の味の作られ方を表しています。
見ての通り、抽出温度が低ければ、酸味や甘味がより抽出されると言えますね。
そんなマイルドな味わいが、コーヒーの苦みが苦手な人から好まれていきました。
アイスコーヒーといえば、濃いしっかりした味わいの印象を持っている方も多いと思いますが、水出しコーヒーは全く逆の味わいなのです。
水出しコーヒーのメリット
水出しコーヒーのメリットは、味わいと手間の2点にあります。
味わいのメリット
水出しコーヒーの背景でも述べたとおり、苦味を感じないマイルドな味わいのアイスコーヒーが楽しめるという点です。
ぜひ、苦味が苦手な方は水出しコーヒーを試してみてください。
「これだったら飲める!」という方も、きっといらっしゃるはずです。
手間のメリット
お湯を沸かす必要もなければ、抽出工程は待つだけなので、
基本的に何もしなくていいです。
では、実際にどれほど抽出が簡単なのか、
HARIO(ハリオ)のFilter in Coffee Bottle(フィルターインコーヒーボトル)での抽出例を説明します。

上の画像をご覧ください。
これがハリオのフィルターインコーヒーボトルという、
水出しコーヒーの抽出器具です。
この真ん中のフィルターに中挽きの粉を入れ、
ボトルに水を入れて6~8時間浸したら完成です。
当店でおすすめしているレシピは、
40gの粉に対し、700㏄の水で抽出です。
抽出時間を考えても、寝ている間や外出中などに抽出しておくのがおすすめです。
ただ、6~8時間という抽出時間の長さは少しデメリットですね。
飲みたいタイミングで飲めないこともしばしば、、、
計画的に抽出したら、問題なしです。
ゆげ焙煎所の商品紹介

ゆげ焙煎所では、この2つの水出しコーヒーパックを販売しています。
1杯用の水出しコーヒーパック
上の画像、左の1個入りパックは、1杯用の水出しコーヒーパックです。
封を開け、中身のパックになっているコーヒーを
そのまま200㏄の水に入れて、6~8時間待つだけです。
一気にたくさん抽出してもなかなか飲みきれない方や、
水出しコーヒーがどんな味なのか試したい、という方におすすめです。
https://yuge-roaster.stores.jp/items/59701798b1b61901980063ac
5個パック入りの水出しコーヒー
次に、右の画像、5個入パックは1個で700㏄の抽出が可能です。
そんなパックが5個も入っているので、
たくさんコーヒーを飲まれる方も、これでしばらく水出しコーヒーが楽しめますね。
https://yuge-roaster.stores.jp/items/5b39b5b1ef843f14bd0004f7
また、器具についても上で紹介したハリオの
フィルターインコーヒーボトルも店頭で取り扱っています。
夏の暑いこの機会に、購入を考えるのも良いのではないでしょうか。